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等身大のまま、自然を楽しめるキャンプ場/青川峡キャンピングパーク

 三重県のいなべ市にある「青川峡キャンピングパーク」。先日、「ふゆキャンプのすすめ」と題してトヨトミ主催のイベントを行わせていただいた。

 青川峡キャンピングパークは県内外から年間で4~5万人のユーザーが来場する人気のキャンプ場。今年でOPENから20周年を迎えるという。多くの人々に長く愛され続ける理由はどこにあるのだろうか。

 インタビューしたのは、青川峡キャンピングパーク副支配人の田中さん(右)とスタッフの金津さん(左)。今回、新発売のGEAR MISSION赤熱燃焼タイプ「RR-GER25」をキャンプ場利用者へのレンタル品として採用していただくことになり、それにいたった経緯、また青川峡キャンピングパークの魅力やトヨトミに対する印象などをお伺いしました。

キャンプ初心者も
レンタル品でカバーできる

青川峡キャンピングパークはどんなキャンプ場なんでしょう?

田中さん:誰でも気軽にキャンプを始められる場所ですかね。

金津さん:そうですね。キャンプって始めるときは敷居の高さを感じる方も多いと思うんですけど、うちはキャンプを始めるにあたって、そのハードルを下げていただけるようなキャンプ場だと思います。

ーたしかに売店やレンタル品が充実していて初めて訪れてもすぐにキャンプできそうです。

田中さん:そうですね。キャンプ場によってはテントがなかったり、レンタル品のラインナップは結構振れ幅があるんですけど、うちは全体的にバランスよく揃えられているかなという感じですね。

ー持ってこなきゃいけないものはありますか?

田中さん:レンタルと売店でちょっとした消耗品を購入してもらえればすぐにキャンプできるくらいのラインナップはあるので、ソロで初めてキャンプしたいっていう人でも気軽に来ていただいて大丈夫です。キャンプ道具をまるまる一式借りられたりする方もいるので。

ー普段の格好でキャンプしにくるようなイメージでもいいんでしょうか。

田中さん:レンタル、売店は充実しているので、身の回りのものとか食材を持ってきてもらえれば可能ではありますね。

金津さん:キャンプを気軽に始めてもらいたいという思いはありますが、いろいろ想像しながら事前に準備するのもキャンプの楽しみの一つかなと思います。でも始めたばかりの方だと、自分が持ってる道具が果たしてちゃんと揃ってるのかって不安な方も多いと思うんです。来てみたら「あれを忘れてきた」とか「これが必要だった」とかそういうこともよくあるので。そういったものもうちならレンタル品でカバーしていただくことができます。

石油ストーブは
替えが効かない存在

ー今回GEAR MISSIONの「RR-GER25」をレンタル品として導入いただきましたが、以前から石油ストーブのレンタルサービス自体はされていたそうですね。

田中さん:以前はトヨトミさんじゃないストーブをレンタルとして導入していて、そのときはメーカーさんと連絡を取り合ったりはせず、自分たちで学びながらレンタル品として貸出してました。

ー石油ストーブのレンタルを始めたきっかけはなんだったんでしょうか?

田中さん:潜在的な需要がすごく多いと思ったんです。石油ストーブってキャンプで人気のモデルは安いものでもないですし、やはり不安もあると思うので、購入する前に一度使ってみたいって方が多いと思います。キャンプ場のレンタルなら、実際の暖かさとさっき言った一度使ってみたいっていう気持ちに応えられる2つのメリットがある。

ーたしかにストーブは購入前に試しに使う機会ってあまりないですよね。

金津さん:そうなんです。あとはホットカーペットとか電気毛布もレンタルしているんですが、夜寝る時には暖かいんですけど、キャンプって基本的に食事とったりとか座ったり立ったりして行動している時間の方が長いんですよね。そうなると石油ストーブとか薪ストーブ以外に安定して暖をとる方法って意外となくて。

田中さん:そうそう。「焚き火で暖まれるでしょ」って言っても、外で当たってる分にはあったかいんですけど、シェルターの中で風よけながら暖をとろうってなると、もう石油ストーブか薪ストーブくらいしかない。替えが効かない存在なんです。

お客さんが
安心して使えるなら

ートヨトミのストーブをレンタル品として選んでいただいた理由を教えてください。

田中さん:昨シーズンまで石油ストーブをレンタル稼働をしてましたが、やはりキャンプでの使用となると、使い方を間違えると危険性があるので、今シーズンはやめてしまってたんですよ。キャンプでの使い方に関しても、本当に正しい情報を発信できているか不安がありました。説明書とか注意書きとかはもちろん読み込みましたけど、こういうシーンでの使用に関して、メーカーから「こう使うんだよ」って発信があるわけでもなかったですし。

ーキャンプシーンでの使用に関して少し不安があったんですね。

田中さん:でも需要はあるからどうしようかみたいに思ってたところで、トヨトミさんからイベントのご連絡をいただいて。トヨトミさんは石油ストーブをキャンプで使う際の条件とか使い方の説明とかはっきり指針を示されてますよね。あとテント内での使用に関する啓蒙のチラシとかも作られてて、それで「お客さんが安心して使えるならやっぱり導入したい」と思えたんです。

ートヨトミについてはもともとどんな印象をお持ちでしたか?

田中さん:人々の記憶の中に必ずあるメーカーですよね。居間でじいちゃんがストーブの上でお湯沸かしてたり、焼き芋焼いてたり小豆炊いてたり。なんかそういう風景を思い起こさせてくれるというか。そういうメーカーってあんまりない。

金津さん:僕も思い返せば実家で使っていました。冬の思い出を辿れば、必ず石油ストーブが浮かんできます。外から帰ってきて手をかざして温めたりしてましたね。

ー「RR-GER25」についても率直な印象をお聞かせください。

田中さん:見た目がかっこいいし、サイズ感がすごくいいですよね。家で使いやすい感じで持ち運びもしやすいのかなっていう。灯油の持ちにも驚きました。20時間くらい持つのは非常に心強いです。20時間持てば、まずレンタル中に給油の必要はほとんどなくて安心して使ってもらえますもんね。

金津さん:あとは側面もしっかり暖かいのがいいですね。チェアにかけながら、ストーブの横でのんびりしたりする時間が多いと思うので、炎の暖かさが感じられて幸せな気持ちになれます。

変わらず
この場所に在り続けたい

ー最後に今後の展望をお聞かせください。

田中さん:今年の4月でオープンして20年になります。20年ってやっぱりひとつの歴史なんですよね。小学生だったときに家族で来てくれてた子が大人になって彼女とデートで来てくれるようになったり、小さい子供と一緒に来てもらっていたご夫婦が50代とか60代になって子供が独立してから、今度はご夫婦だけでキャンプに来てくれたり。

ー素敵ですね。

田中さん:キャンプ場ってやっぱり少し特別な場所なのかなって思うんです。キャンプ場はいつまでも変わらず、思い出のままそこにある。僕らはこの場所に変わらず在り続けることで、そういうお客さんの姿を見せてもらえる。だから今後もずっとそんな場所でありたいなって思ってます。ただ、一見なにも変わらないようで、実は変わり続けているのが理想ではあります。うまく伝わらないかもですが…(笑)。

ー金津さんはいかがでしょうか?

金津さん:そうですね。今はキャンプの楽しみ方や過ごし方も色々なので、こちらから提案したりPRするというよりは、シンプルな受け皿としてきっかけみたいな場所でありたいなって思っています。「キャンプはここがいいんだよ」とか「ここが見どころなんだよ」っていうのは別に強く主張せずに、気付く人が気付けばいいし、気付かなかったらそれはそれでいいんじゃないかと。楽しみ方は人それぞれなので、自然な気持ちで楽しんでもらえる場所でいられたらと思っています。


取材を終えて

 今回の取材を通じてスタッフの方たちに対して感じたのは“自然”であるということ。ホテルのような接客ではないし、高級なレストランのようでもない。でもスタッフの方の対応が心地よく感じられるのは、たぶん飾り気のない自然な気遣いが感じられるからじゃないかと思いました。

 今回、GEAR MISSIONの赤熱燃焼タイプをレンタル品として採用していただくにあたって、トヨトミから青川峡のスタッフの方に石油ストーブの講習会を開催させていただきました。大変意欲的にお話を聞いていただき、あらためて石油ストーブへの関心と「お客様に正しく安全な情報を伝えていきたい」という思いを強く感じました。

 あたたかいスタッフの方に迎えられて、レンタル品としてGEAR MISSIONが使える青川峡キャンピングパーク。ぜひ足を運んでみてください!


ご紹介したストーブ

RR-GER25
GEAR MISSIONから2023年1月新発売の赤熱燃焼タイプ。
https://www.toyotomi.jp/products/heating/convection/gear-mission/rr-ger25


ご紹介した店舗

青川峡キャンピングパーク
住所:〒511-0436 三重県いなべ市北勢町新町614
電話受付時間:9:00~17:00
(定休日や料金案内などについて、詳しくは公式WEBサイト・公式SNSをご確認ください)
公式WEBサイト:https://www.aogawa.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/aogawakyo/
Facebook:https://www.facebook.com/aogawakyo/


※本記事に掲載の情報は2023年2月時点のものです。


photo / yamamoto
interview&text / gambe


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