ペンタブレット・エアブラシ・そしてRCカーなどのホビー用品を展開する株式会社レイウッド。特に近年キャンプユーザーの間で人気が高まっているのがRCカーです。世界的に人気だったものの日本では当時無名だったWPL社のRCカーを日本国内に紹介し、現在はWPL JAPANとして正規代理店を立ち上げ、日本向けに仕様変更し、販売をおこなっています。
トヨトミとの最初のつながりは2022年11月のフィールドスタイルで共同出展をおこなったこと。その際にGEAR MISSIONカラーのラジコンをつくっていただき、お互いのファンへの認知に繋げました。そして先日開催された2023フィールドスタイルでも共同出展をおこない、おかげさまで多くのお客様に来場していただきました。
今回は株式会社レイウッドの代表取締役である木村さん、マーケティングプランナーの金澤さんにお話を伺いました。
-まずラジコン事業を始めたきっかけをお伺いできますか?
木村さん:もともとWPLっていうブランドのことは社員から聞いたことがあったんです。当時のWPLは世界的にすごく人気で評価が高いのに、日本ではほとんど紹介されていないという存在。当時、日本でWPLの存在を知っていたのはたぶんその社員とトヨトミのYさんくらいだったと思う。これはビジネスとしても面白いかもと思ったのがきっかけですね。
-どういった部分が面白いと感じたんでしょうか。
木村さん:当時のラジコン業界は価格が高騰していて、きわめて裾野が狭い業界になっていました。裾野を広げていかなければいけないのに、ユーザーが新規で始めようと思ったらそれだけで3万円はかかってしまう。WPLが販売しているラジコンのサイズと価格帯なら新規のユーザーでも気軽に始めることができます。新しい市場をつくることができるんじゃないかと思ったんですね。
-たしかにスタートから3万円かかるとなると、なかなか「やってみようかな」という気持ちにはならない。
木村さん:そうですね。たぶんこの業界に詳しくない人の感覚だと、こういったものは「お年玉で買える」ものという印象だと思います。でも実際には結構な初期費用がかかってしまう。それが初心者の方には高い壁になっていたんです。だから業界の課題としてお年玉でラジコンを始められるような市場をつくらなきゃいけないと思いました。
-最初はどういったプロモーションをおこなったんでしょうか?
木村さん:市場がないことの面白みをマーケットの中に組み込んで伝えていきたいという目的もあって、まずクラウドファンディングをおこないました。どういった層の方が支援してくれるかというのもわかったので、ターゲットを知るという意味でもクラファンをやったのはよかったですね。
-金澤さんはどういったきっかけでラジコンに関わるようになったんでしょうか。
金澤さん:僕は2020年の終わり頃にレイウッドに入社して、現在はアウトドア関連のPR、動画やビジュアルイメージの制作などをしています。僕は登山もキャンプもサバゲーも好きで、釣り具メーカーにいたこともあって釣りも好き。でもキャンプシーンでの最適な遊びっていうのがなくてずっと探していたんですね。
-釣りは最適な気がしますが、そうではないんでしょうか。
金澤さん:そうですね。親和性があるように思われるんですけど、実際は釣りができるキャンプ場ってそんなにない。雰囲気はよさそうなんだけど成立しないことが多い。そこでいいなと思ったのが、クローラーラジコンだったんです。
-クローラーラジコンというのはどういったものなんでしょうか。
金澤さん:岩場などの悪路も走れるラジコンです。無骨な四駆でタイヤも大きくてごつごつしたタイプ。オンロードのラジコンみたいに広いスペースは必要なくて、比較的ゆっくり動くものなのでどんな場所でも楽しむことができます。また操作も難しくないので子どもから大人まで楽しめるのが特徴です。
-キャンプユーザーの反応はどうでしたか?
金澤さん:アウトドア向けのイベントに出展したところ、すごく大きな反響がありました。多分、キャンプの遊びに関して同じように感じている人が多かったんだと思います。それでキャンプマーケットに組み込んだら面白くなるという確信を持ちました。
-現在はキャンプユーザーの間でもラジコン人気は広がってきています。人気の要因はどこにあるんでしょうか。
木村さん:ラジコンは奥が深いんです。だから最初に興味さえ持ってもらえれば結構ハマる人が多いと思います。僕は最初はビジネスとして面白いと思ったんですけど、今は遊びとして面白いなと思っている。伸びしろがある遊びなんです。
金澤さん:ハマるとだんだんカスタムが面白くなってくるんですね。塗ってみたり重くしたりメタルにしたり。時間もかかるし手間もかかるから、けっこう大変なんですけど。でもそれだけの達成感はある。出来上がった日の夜は枕元に置いて寝たくなるんです(笑)。原始的だけど、そういうのがやっぱり面白い。
-ありがとうございます。最後にこれからのレイウッド、WPLの展望をお聞かせください。
木村さん:これからもオフラインで遊ぶものの良さを伝えて、こういう遊びって楽しいよねという価値観を伝えていくことができればと思っています。それが僕らのミッションで、プロダクトはあくまでも手段。製品を通して僕たちの価値観や思いを伝えていくことができればと思っています。
金澤さん:現在のラジコンはまだブームと呼べるようなレベルではないと思います。なので「キャンプシーンの最適な遊びはラジコン」という価値観をこれから定着させられたらいいですね。そしていつかはふもとっぱらを貸し切りたい(笑)。そこでラジコン1,000台を走らせて一周するというイベントをやりたいです。
現在キャンプマーケットにおいて高まりつつあるラジコンブームをリードするWPL JAPAN。今回はそのWPL JAPANを運営する株式会社レイウッドの木村代表、金澤さんのお話を伺いました。
2023年10月31日から予約販売を開始した1/10スケールのスズキ ジムニーは発売後すぐに売り切れ。先日おこなった二次予約販売も売り切れとなり、現在は12月末から1月頃の三次予約販売に向けて準備中(※)とのこと。気になった方はこの機会にぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
※記事掲載時点での情報です。発売日に関する詳細はレイウッド公式WEBサイト、SNSなどからご確認ください。
GEAR MISSION×WPL JAPANコラボ動画
2022年コラボ動画
2023年コラボ動画
ご紹介した会社
【株式会社レイウッド】
住所:〒154-0012 東京都世田谷区駒沢2-11-1
公式WEBサイト:https://raywood.jp/
スズキジムニーラジコン特設サイト:https://raywood.jp/pages/jimny-c74-sp
公式Instagram:https://www.instagram.com/wpl_japan_official/
公式Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCsQWRbVCyFRpXzg9X3A7NLg
※本記事に掲載の情報は2023年12月時点のものです。
※画像の一部はレイウッド様よりご提供をいただきました。
photo / yamamoto
interview / shinohara
text / gambe
Other Contents
Products
私たちが誠意をもって直接お届けいたします
公式ECショップのみの
限定商品も多数取り揃え
長くご利用いただいた
消耗部品のパーツ販売